レート2000達成第6世代統一構築【シーズン3】

こんにちは、ととです。

RSが今度リメイクされることになりましたね。
私は３世代は雰囲気も好きだしポケモンのデザインも好きだしで結構期待しています。
あなたはどの世代のポケモンが好きでしょうか。

好みに関しては色々意見があると思うけど、さて強さに関しては「6世代は弱い」ってよくききます。

「6世代　ポケモン　強さ」　でぐぐってみると

評価、ひどい。。。

実際第六世代は

1. 総数が70体、うちゼルネアス、イベルタル、ジガルデ、ディアンシーがレート使用不可のため66体しか使えない
2. 準伝説なし
3. ニンフィア以外教え技使用不可
4. メガ進化なし

というスペック。

例えば初代では149体のポケモンが使用可能なのですが。

66体ということは、初代の半分以上も使用できるポケモンが少ないのである。

こうして考えると、弱いって言われちゃうのも仕方ないかなって思えてきちゃいます。

うん、だからこそ、使いたくなりますよね。
本当に弱いのか、第六世代。
ここまで評判が芳しくないと、「本当に弱いのかやってやろうじゃねーか」ってなります。

というわけでシーズン3シングルレート、第六世代統一で奮闘してきました。

1.パーティ

今回のカロス地方統一パーティはこの６体で挑みました！

                                                                                                                                          

                  

 



ガチゴラスとかゴロンダも面白そうでしたけど、今回は入れれませんでした。残念。

ブリガロンは元々入ってたけどエレザードに出番とられて途中からベンチウォームしてました。

2.結果

最終レートがこちら。

レート2010pt/818位 でした！
最終レートかつ最高レートです。

レート推移はこんな感じ。

なんだこの安定感のなさ…
ジェットコースターか。

570戦目くらいまではパーティ色々模索してたので、最終的に落ち着いたのは573戦目付近からですね。
573戦目以降の平均レートが1821.53。
グラフが平均値に全く沿ってないことをかんがみても、1800そこそこの力はあるパーティとはいえそうです。

3.構成紹介

カロス統一の具体的なパーティメンバーの紹介です！

◇エレザード

いじっぱりA196振り以上のメガクチートのふいうちで確1で落ちるという圧倒的防御力を有する我がパーティのエース。

努力値は普通にＣＳぶっぱ。

あまりの防御力に「エレザードってプリンみたい」とまで言われたエレザードですが、その実選出時勝率は75％でパーティ単独トップ！
実に選出したら４回に３回は勝っているのである。

その強さは役割相手に対しての強さからでしょう。

• マリルリのアクジェは無効、逆にH252マリルリに対して10万は68.8%の乱1＝はらだいこ後のマリルリには100％勝てる
• 瞑想1積H252スイクンに10万が73.8%の乱2、ねっとうも無効だからやけどももらわない。絶対零度は知らない。
• 水ロトムの水+電気の攻撃範囲を両半減以下、こっちはH252水ロトムに10万が99.61%の乱2

特に水無効な点が優秀。
対スイクンにありがちな「交代際にねっとうでやけど引かれて粘られたら負けた」ってことが一切なくなるのは強い。

またＳが109あるので

• スターミー、ゲッコウガ以外の水タイプ
• テラキオン、ビリジオン、コバルオンの三闘
• ガブリアス

ここらへんの相手を軒並み上から攻撃できます。特にガブがつらい６世代統一的にはガブを上から叩けるのは重要。スカーフ？知らない道具ですね…

基本的には強い相手に出しつつボルトチェンジでかき回し、最後は10万ボルトで一層。
耐久の確保と電気技の威力増強との兼ね合いの結果、プレートの採用となりました。

地味に命中が100になったへびにらみ、広い攻撃範囲、水無効の電気タイプってシナジー。

この子は６世代統一以外で使っても普通に活躍できるポテンシャルがあると思います。

◆ファイアロー

自分から挑発を仕掛けておきながらやることはやけどさせてから羽休め連打、自分が強い相手にだけ勇気をみせる６世代1のチキンハート。

Ｓは悩むところですが、私はミラー意識でメガルカリオ抜き抜き調整にしました。そのあとＨ252残りＢ。

これでも稀にミラーでＳ負ける。悲しい。

しかしアローなしだとこのパーティ、半壊します。

アローの選出率実に73.19％、雨雨権藤雨権藤も真っ青な酷使っぷり。　

まあ普通の鬼火アローなので使い方も普通ですが、

• 唯一ガルーラに有利に立ち回れる。交代読み雪崩は泣く。
• ちょうはつ+おにびで耐久を封殺できる（例：クレセリア）
• ブレイブバードでスイープ役もできる

と、ガルーラ全盛期の今の環境な上、自分より遅いならギャラドスさえ対面からなら止められる対物理能力とちょうはつおにびはねやすめでの対耐久性能を備える。

そりゃ出す機会も多くなります。

ブレバで体力削るし、鬼火の命中不安と攻撃を何度も受ける構成のせいで安定はしないけれど、でも間違いなく１番いなくては困ったポケモン。

◇ヌメルゴン

じしんにげきりん、炎を吹いては毒まで出す近所迷惑型ヌメルゴン。

Ｈは耐久確保のため252振り

ＳはＦＣロトム意識のバナ意識で実数値109までＳ振り。

残りを全部Ａに振ってます。
もう8だけＳに振ってもよかったかもしれない。

ちなみにA252振るとH252バンギが高乱数2発で落ちるようになる代わりにフジギバナのヘド爆あたりの威力がやばめになるので、そこらへんはお好みで。

いわゆる両刀アタッカーですが、この子は正直汎用性は微妙。

単純な強さなら特殊1本に絞った方がよいでしょう。

それでも物理メインにしたのは「物理アタッカーにすると特殊アタッカーの時は勝てない相手に勝てるようになる」点。

具体的には

• ライコウ
• ヒードラン
• フシギバナ
• ハピナス

あたりですね。

他の6世代のポケモンだと対策しづらいこいつらを一挙にみれることから物理で採用しました。

特殊アタッカーだと思って居座ってくる相手にじしんげきりんで吹っ飛ばす。

特にライコウは目の前で瞑想積んでくる人も多く、カモにできました。

フジギバナも草食発動からの逆鱗でゴリ押しできます。

どくどくはポリゴン2、あとドランにじしんがばれたあと引いてくるクレセリアにいれる技。

特にポリゴン2はこいつでどくどくいれないとめっちゃ辛い。

だいもんじも同じく物理型だとばれたあと居座ってくるメガハッサム、ナットレイ相手のピンポイント対策です。ナットレイには悲しみの確2ですが、あるとないとでは雲泥の差。

基本性能は高くないけど、狙った相手にはちゃんと仕事がしてくれる1体でした。

◆ホルード

なんでお前そんなになってしまったん、ときっと皆が思ったホルードさん。

俺は結構好きだよ、ホルビーの進化だって思わなければ。

スカーフと襷、珠あたりがホルードのメジャーな持ち物かなと思いますが、うちでは襷を持たせてタイマン性能をあげました。

というか、こいつに襷がないとリザＸが出てきた瞬間終わる。

メガギャラドスでもまず終わる。

襷があるので耐久には振らず陽気ＡＳぶっぱ。

いじっぱりじゃないのはヒードランを抜きたかったからです、ヒードランよりＳ種族値1高いのはゲーフリの思惑を感じる。

ＫＰ高い相手の中で襷をもつことで相手にできるようになるのは

• バシャーモ
• メガギャラドス
• サザンドラ（おんがえし+せっかで乱数）
• リザードンＸ、Ｙ
• ラティオス

あたりですかね。

基本的に

• 早くて攻撃高いってやつ相手を襷で耐えて無理やり突破
• 自分より遅い相手を超火力で突破

の脳筋な感じで使ってました。

ついでに地面+無のおかげで霊と電気を無効にできるのが大きい。

霊と電気技を読んで交代して、裏に高火力おんがえしをあてるってだけでも相当強い。

特に電気技はこだわり持ちが多いのでやりやすかった。

全ポケモンの中で１番３タテが多かっただろうポケモン。

◇ブロスター

　

6世代での個人的グットデザイン賞。波動技はちゃんと右のはさみから出てきます、かっこいい。

キャノンがあるのに口から水吐くカメとは違う。

努力値は火力確保のためＣ252、Ｓを4振りハッサム抜き抜きまで振って、残りをＨに振っています。

これはハッサム意識というよりはニンフィア意識です。

4振りバンギ抜き抜きだと抜かされまくったけれど、ここまで振るとだいたい先手とれる。

が、なぜニンフィアがここまでS振ってる人が多いのかはわからない。誰か教えて。

こいつの特色は圧倒的攻撃範囲。全員に弱点がつけるってこともざら。

例えば弱点がつかれないことで有名なサザンガルドも

• サザンドラのりゅうせいぐんは確定耐え。返しのりゅうのはどうで無振りサザンを93.8%の乱1。
• ガルドのシャドボ確定耐え。ブロスターのみずのはどう+あくのはどうで確殺
• ついでにサザンガルドに組み込まれることが多いマリルリもヘド爆で確2

とどちらから来ても相手に交代をさせず１体処理することができます。
交代戦を想定している相手に交代をさせない、というのは強い。

具体的に各種技の役割は以下を意識。

○みずのはどう
   ドラン・バンギ・霊ランド等

○りゅうのはどう
   サザンドラ・ガブリアス・ラティオス等

○あくのはどう
   クレセリア・ギルガルド・ゲンガー等

○ヘドロ爆弾
   マリルリ・草結びゲッコウガ・ニンフィア・ピクシー等

なのでサザンガルド以外にはクレセドランの並びにも強かったり。

あとヘドロ爆弾は読まれない。

マリルリがほいほい出てきてむしろこっちが焦る。

ヘドロウェーブも覚えるけれど、チョッキマリルリに対する突破率の差からヘドロばくだんにしています。

特殊相手に役割を持たせたかったのでとつげきチョッキを持たせた。

おかげでゲッコウガやゲンガーは後だしからでも倒せるように。

特殊かつ自分が弱点をつける相手には大抵勝てるので、そこに対する安定感はピカ1でした。

Sをそんなに振らなくても4振りバンギ抜けるのも好印象。

◆ギルガルド

ストーリーでニダンギルから進化した直後、「ニダンギルのが強くね」とか思ってごめんなさい。

カロスポケの中ではレート環境でアローと並んでみかける説明不要の強ポケ。

火力確保のためC252、

せいなるつるぎ+かげうちでＨ252バンギラス確殺までA振り、

残りをHにまわしました
交代読みでバンギがほぼ確実に処理できる反面、かなりＡＣに振ってるのでこの配分だと耐久は思ったよりはない。ここらへんの調整はもうちょっとうまいことできたかもしれません。

ガブに対してそこそこ強く、また単純にタイマン性能に優れていて使いやすい。
ガブのがんせき封じ+じしんは大体耐えて、逆にシャドボ２発耐えるガブはあんまりいないので対面からならガブにも勝てることが多い。

キングシールドを持つことで全体として苦手なスカーフランドやガブの攻撃を安全に確認してから交代でき、スカーフ雪崩を受けれるガルドと地面を空かせるアローとで組んで出すことが非常に多かった。

加えてアロー以外で単独でガルーラを突破しうるコマでもあります。

またどくどくハサミギロチンじしん+みがまも構成のグライオンを完封できる。
ラッキーも同じくシャドボや炎技もってない限りは完封でき、前述のようにバンギは交代読みで倒しやすく、エアームドもシャドボで確2。
つまり、受けループにそこそこ強い。
ただし風船落とされると途端にグライのカモにされるので、慎重に動かす必要があります。

受けル対策からガブ対策、ついでに他諸々とのタイマン勝負の強さ。さすがの強さでした。

4.色んなデータ

◆選出時勝率

各ポケモンを選出した時の勝率。

前述のとおりエレザードが75％で一番高かった。
ただしエレザードは選出数も一番少なく、自分が強い相手以外にはそもそも選出できていない現実もある。

ブロスターとヌメルゴンはの勝率が低いのは物理防御の脆さゆえかですかね。
具体的にはガルーラとかガルーラとかガルーラとかガブとか。
特殊には強いんだよ特殊には…

　

◇被選出率…選出数/ＫＰ数

誰が刺さってると思われてるかがわかります。全部出してるとキリないので３体だけ。
　
　３位　ポリゴン2　

　
まあそうですね。ポリゴン2に対するコマがみあたらない上、ギルガルドを安定して受けれるとあってバンバンでてきます。

ポリゴン2を倒す方法が

• ヌメルゴンでどくどく
• アローでおにびちょうはつはねやすめでがんばる

しかない。

勝率も50％切ってます。苦手な相手。

　２位　リザードン＆霊獣ランドロス（66.67％）

　
リザードンはホルードのとこで書いたけど、ホルード入れてなかったら瞬間負けるレベル。
ステロが撒かれていたら襷つぶれるんじゃないのかって？察して。
勝率は54.55％で、やっぱり芳しくない。

霊獣ランドロスはじしん+岩で一貫性作られちゃってるからゆえですね。
スカーフならアローもなだれで落とせるし、ふうせんガルドもとんぼで風船壊せるし。
ブロスターでふっとばせますけど、ブロスターもとんぼ+じしんでふっとぶ。
勝率は50％ジャスト。

　１位　サンダー（77.27％）

　
サンダーくっそでてきます。
77.27％って、きあいだまよりはるかに当たる。
もうみた瞬間ホルードかヌメルゴン選出は確定レベル。

一応ホルードがエッジ+おんがえしでＨＢ特化でも確定で倒せる（ホルード選出時の対サンダー勝率は66.67％で割と高い）んですけど、裏にナットレイなんかがいた場合がやばい。
ねっぷう+めざ氷+電気と攻撃範囲も広い、耐久も高い、眼鏡型もいると相当苦手な１体。

勝率は50％。意外と勝ってるじゃんって思われるかもしれないけど、これ８割弱サンダーがくるってわかったうえでこの勝率ですからね。相当ひどい。

逆にギルガルド（24.09％）、ルカリオ（22.73％）、ハッサム（26.19％）あたりの鋼は低めの被選出率でした。アローとガルドの抑止力ですかね。

5.改善点

　改善点は言い出すと星の数ほどもあるので、大きい問題3つだけ。
　
◆ステロ+積アタッカーの構築にものすごく弱い。

基本的に積アタッカー対策をホルードでやっているので、ホルードの襷がつぶれるとかなりつらかった。

カイロスとかなら何とかなったりもするんですけど、ギャラドスとかリザＸあたりは…うん…

◇ガブを安定して倒せるのがガルドしかいなかった

　ガブを倒す手段一覧がこちら

1. 　ガルドのシャドボ×2で倒す。がんせき封じ+じしんは大体耐える。
2. アローの鬼火はねやすめ。ラムだった瞬間終わる・そもそも鬼火の命中が不安・当てても決して有利にはならない
3. ブロスターのりゅうのはどう+他のポケモンの先制技かエレザード。ブロスターが鉢巻逆鱗でふっとぶ上、ブロスターが本来相手しないといけない相手を放置することになるので辛い。スカーフだとエレザードが吹っ飛ぶ。
4. ホルードのじしん+せっか+ガルドかアローの先制技かエレザード。安定はするけどみえみえなので交代もされるし、そもそも襷がつぶれてたら無理。
5. 何とかして削る+エレザードのめざ氷。スカーフだった瞬間エレザードが消える。

うん。どうみたって辛い。

ガブはいまだ一番多くみかけるポケモンであり、もうちょっとまともな対策が欲しかった。

◆フシギバナ、ライコウやＦＣロトム+フェアリーの並びが辛すぎる
　
前述のとおりフシギバナやライコウはヌメルゴンの役割相手なんですが。
ヌメルゴンの攻撃範囲がげきりん+下降補正だいもんじ+じしんなので、裏にフェアリーがいた場合かんっぜんに受けられてしまう。

結果、対面には強いのにサイクルで受けきれずに負けちゃうってことが多々ありました。かと言って他ではなかなか相手にしづらいので頼らざるを得ず…と。
ここももうちょっと事前に考えるべきでしたね。

6.まとめ

シーズン3、正直めっちゃ楽しかった。

レートは勝ちにいく場とわかってても、やっぱり自分の好きなのや縛りで勝てると嬉しいですね。

レート2000いけるかは半信半疑だったので、レート2000いった時の興奮はやばかった。
シーズン1や2で2100いったときよりはるかに嬉しかったのである。

結構ネットをみてると
「レートは教え技ないときつい」
「準伝ないと勝てない」
って意見が割とみられます。
そのせいで対戦興味あるのに「レートって過去作ないときついのか…」って思って躊躇してる人、結構いると思うのです。

そんなこと、ないから！

だって今回の６世代統一、教え技や準伝説どころか6世代のみです！
ちなみにたまご技もエレザードのへびにらみのみ。
そのへびにらみもアーボ系統やハブネークから遺伝できるので、完全にXYだけで作ることができるパーティです。
もちろんあった方がいいには決まってますけど、ないからって全く勝てないなんてことはありません。

今回の結果から、XYだけで作ったパーティでも十分2000くらいなら狙うことができるという証明になるかと思います。

やったことないけど対戦してみたいって人は、ぜひぜひ「過去作ないと勝てない」って意見にビビらずに、どんどん潜ってみてください。
そしてもしカロスのポケモンを使うってなった時、今回の記事が参考になったら幸いです。

最後になりましたが、今回記事で使ったグラフや選出時勝率、被選出率等はノートさんのＫＰ表雛型（略称対応版）を用いて算出していたものを用いました。

ノートさんありがとうございました。

ＫＰ表雛型｜ポケモンスプレッドシート
http://nouthuca.blogspot.jp/2014/03/kp_20.html

これ正直無料で使える意味がわからないレベルで優秀なので、ぜひぜひ使ってみてください。

ではでは、このパーティ紹介が新しく対戦を始める方の一助となりますように。